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だってコンビニエンスじゃおなか減るもの。

※このブログは、「そこまで一緒に帰りましょう」とわざわざ会社の前で待っていてくれた同僚に、「ちょうどいい時間ですし晩御飯でもどうですか?」と気を使ってみたら「いえ、今日は彼女が来ていますので」と返された怨嗟が文章と化したものです。

 

博多界隈のメンラーはやたらと細い。

すごーい!君は麺が細すぎるフレンズなんだね!と言わざるを得ない。

麺はやや太くあれ。なぜなら太平燕を思い出すから。

本来、太平燕はおいしい食べ物だそうだ。が、僕にとっての太平燕は小学校の給食の太平燕。ダルダルの春雨。細く軟弱なマロニー。

どうやら太平燕ご当地グルメらしい。ということは、給食で出る不味い太平燕の思い出は全国的には共有されないものなのだろうか。

ともあれ、細い麺ならせめて硬くあれ。給食の太平燕を連想しない程度にはアルデンてあれ。

だから僕は硬麺を注文する。

恥ずかしくて「バリカタで!」など言えないフレンズなので、硬めの麺を注文する。

「麵の硬さは如何いたしましょうか?」に「あひゅ、か、硬めでおねびゃいしまひゅ!」と答えるのは、もはや恒例の行事と言える。

だが、硬めの上があることを僕は知っている。

一度は注文してみたい。硬めの上のバリカタ麺。

そう僕は、胃腸を鍛える趣味はないため『粉落とし』などには興味を持っていないものの、『硬め』では若干物足りないフレンズなんだ。

バリカタなる硬度を試してみたいフレンズなんだ。

しかしながら、現代日本のメンラー店のシステムでは、店員さんに「バリカタ」を所望する旨を数多の客の目にさらされる中、声に出して伝えねばならない。

絶望的な高さのハードルである。いや、それはもう壁である。ウォールである。ウォール街の悪夢である。

故に、メンラー店はすべからくタッチパネルを配備すべきである。

各席に設置したタッチパネルを操作し、種類とトッピングを決定し、麺の硬さを選び、ラーメンを食べ終わったのに餃子が来ないときには催促できるよう、客目線に立ったシステムを構築すべきである。

そのような世界になった暁には「バリカタ」のみならず、あの伝説の「替え玉」にも手が届くことだろう。

これで全国のメンラー店の「店員さんに声をかけなければならない問題」も解決に向かう。

向かうかと思われた。

しかし。

完璧と思われたタッチパネルシステムにも、穴があった。

現行のシステムでは、帰り際に再度、勇気を振り絞って店員さんに声をかけなければならない。

恐らく脳内で僕などには想像も及ばない大変な労働をしているのであろう、注文を取る以外はレジと対極の店の隅に立って瞑想している店員さん。

世の中の店員さんには僕の声が聞こえない呪いがかかっているらしく、今日のメンラー店でも無事お会計を済ませるまでににかなりの精神力を消耗してしまった。

タッチパネル方式ではお会計問題の解決には至らない。

待てよ。では、注文とお会計を同時に済ませるシステムではどうか。

そう、例えば自動販売機のような機械を店に置き、客は先払いで注文を済ませる。

ラーメンを自販機に入れるのは衛生的に難しそうだし、何よりシェフも手間だろう。

では、引換券がでてくるようにすればよいのでは?

そう、お金を入れてボタンを押せば、望みの品の引換券が出てくる。

それを持って席へ行き、券と引き換えに料理をいただく。

一切声帯を震わすことなく、バリカタニンニクマシマシアブラアブラを注文することも可!

その上このシステムであれば、替え玉システムのような複雑なシステムにも対応できるシステムではないか!

おほほ。画期的ではないか。

この機械を開発し、全国のメンラー店に販売すれば・・・。

何やらビッグビジネスの予感がしてきた。すごーい!